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「暗号動物学者オブ・ザ・イヤー」歴代受賞者一覧(2008〜2025年)——ゴールデンイエティの18年間

翻訳公開日
2026年5月14日
原文公開日
2025年12月26日
原著者
Loren Coleman
「暗号動物学者オブ・ザ・イヤー」歴代受賞者一覧(2008〜2025年)——ゴールデンイエティの18年間
◈ 日本語要約

ローレン・コールマン率いる国際暗号動物学博物館が2008年から毎年選出してきた「暗号動物学者オブ・ザ・イヤー(ゴールデンイエティ賞)」の全受賞者一覧。マンタ・レイ研究者からDNA科学者、ビッグフット研究者まで18年間の受賞歴を網羅。

日本語翻訳

ゴールデンイエティ賞:2008〜2025年の全受賞者

国際暗号動物学博物館(International Cryptozoology Museum)の創設者・館長ローレン・コールマンは、2008年から毎年「暗号動物学者オブ・ザ・イヤー(Cryptozoologist of the Year)」を選出し、ゴールデンイエティ賞(Golden Yeti Award)を授与してきた。

この賞は、その年に暗号動物学の分野で最も重要な貢献をした個人・グループを称えるものだ。受賞者は科学者・研究者・著述家・フィールドワーカーと多岐にわたり、暗号動物学の幅広さを示している。


歴代受賞者一覧

| 年 | 受賞者 | 業績・理由 |
|---|---|---|
| 2008 | アンドレア・マーシャル(Andrea Marshall) | マンタ・レイの新種2種を発見・命名。既知の「未発見大型海洋生物」を科学的に確認した功績 |
| 2009 | ガブリエーレ・ジェンティーレ(Gabriele Gentile) | ガラパゴス諸島でイグアナの新種を発見、絶滅の危機にある種の保護に貢献 |
| 2010 | ンウェ・ルウィン(Ngwe Lwin) | ミャンマーで新種のカメを発見。アジア固有の未確認生物研究に貢献 |
| 2011 | マーク・マーフィー(Mark Murphy) | ジョージア州での謎の大型生物調査・証拠収集における貢献 |
| 2012 | クリフ・バラックマン(Cliff Barackman) | ビッグフット研究における科学的アプローチの推進。Finding Bigfootシリーズでの啓発活動 |
| 2013 | ブライアン・サイクス(Bryan Sykes) | 「アバミナブル・スノーマン」サンプルのDNA分析。ヒマラヤの謎の毛髪サンプルを遺伝子解析した最初の主流科学者の一人 |
| 2014 | (調査中) | — |
| 2015 | (Coast to Coast AM報道) | その年のビッグフット研究で重要な発見を行った研究者 |
| 2016 | (調査中) | — |
| 2017 | (調査中) | — |
| 2018 | (調査中) | — |
| 2019 | (調査中) | — |
| 2020 | ダリル・コレット(Daryl Collett) | 国際暗号動物学博物館への特別貢献・生涯業績賞 |
| 2021 | (調査中) | — |
| 2022 | (調査中) | — |
| 2023 | (調査中) | — |
| 2024 | (調査中) | — |
| 2025 | クリスティン・ブルゼスキ&ブリジェット・フォンホルト | レッドウルフの「幽霊対立遺伝子」発見。絶滅危惧種の遺伝的回復に貢献 |


注目受賞者詳細

2008年:アンドレア・マーシャル(マンタ・レイ研究)

南アフリカ出身の海洋生物学者アンドレア・マーシャルは、それまで1種とされていたマンタ・レイ(オニイトマキエイ)が実際には2つの別種——リーフ・マンタ(*Manta alfredi*)とジャイアント・マンタ(*Manta birostris*)——であることを遺伝子解析と形態学的研究で証明した。

これはまさに「暗号動物学的な発見」——すでに知られている生物だと思われていたものが、実は未知の種だったというケースだ。「海の世界にはまだ発見されていない大型生物がいる」ことを改めて示す成果として高く評価された。

2012年:クリフ・バラックマン(ビッグフット研究)

動物学の学位を持つフィールド研究者のクリフ・バラックマンは、Animalプラネットの番組「Finding Bigfoot」のレギュラー出演者として知られる。彼の貢献は科学的な足跡分析・音声記録・フィールドプロトコルの標準化にある。

バラックマンは「ビッグフットが実在する証拠を探す」という姿勢を崩さない一方、「確定的証拠なしに断定しない」という科学的誠実さも保つ。この両立が評価された。

2013年:ブライアン・サイクス(DNA分析)

オックスフォード大学人類遺伝学教授のブライアン・サイクス(Bryan Sykes)は、主流科学者として初めてビッグフット・イエティ・アルマスなどの「謎の毛髪サンプル」のDNA分析を体系的に実施した。

彼の研究(「The Yeti Enigma and the Almas: A Systematic Review」)の結果は:
- 多くのサンプルは既知の動物(熊・馬・牛など)と一致
- しかし一部は既知の種と一致しないか、絶滅した古代ヒグマ(*Ursus maritimus* の祖先)と一致

サイクスの研究は「ネガティブな結果でも科学的に価値がある」という暗号動物学の原則を体現した。


ゴールデンイエティ賞の意義

この賞が単なる「暗号動物学マニア向けの内輪賞」にとどまらない理由がある。

受賞者のリストを見ると、主流科学者(サイクス、マーシャル、ジェンティーレ)とフィールド研究者(バラックマン)、そして環境保護・保全活動家(2025年受賞者)が混在している。これは暗号動物学が「オカルトの世界」ではなく、主流科学と隣接した探究活動であることを示している。

コールマンは毎年、この賞を通じて「未確認の生物・現象を真剣に調査することは、科学の正当な一部である」というメッセージを発信し続けている。


暗号動物学の科学的貢献

「暗号動物学者が発見・記録した後に主流科学が確認した生物」のリストは、実は長い:

| 生物 | 暗号動物学的記録 | 科学的確認 |
|---|---|---|
| オカピ | コンゴの現地伝承「斑馬」 | 1901年 |
| コモドドラゴン | インドネシアの「龍の伝説」 | 1910年 |
| コロッサル・スクイッド | 船乗りの「クラーケン」伝説 | 1981年(生体確認2007年) |
| ボノボ | コンゴの「ピグミーチンパンジー」報告 | 1929年 |
| メガマウスザメ | 深海の「未知の巨大魚」報告 | 1976年 |

この実績が、暗号動物学を「疑似科学」と切り捨てることへの最大の反論だ。


*本記事はCryptoZooNews(cryptozoonews.com)掲載のLoren Coleman氏の記事を翻訳・加筆したものです。*

◈ 編集部考察 SIGNAL ANALYSIS
18年間の受賞者リストを通観すると、暗号動物学がいかに多様な分野の科学者・研究者と接点を持つかがわかる。マンタ・レイの新種発見も、DNA分析も、すべて「未知の存在を求める」同じ姿勢から生まれている。

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ゴールデンイエティ 暗号動物学者オブザイヤー 歴代受賞者 国際暗号動物学博物館 ローレン・コールマン 暗号動物学史