2025年に逝った暗号動物学界の巨人たち——ジェフ・メルドラム、ジェーン・グドール他を悼む
2025年は暗号動物学・サスカッチ研究界にとって大きな喪失の年となった。サスカッチ研究の学術的権威として知られる人類学者ジェフリー・メルドラム博士(9月9日逝去、享年67歳)、霊長類学者ジェーン・グドール(10月1日逝去、享年91歳)をはじめ、複数の著名研究者が逝去した。
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2025年:暗号動物学界を去った巨人たち
2025年は暗号動物学・サスカッチ研究・フォーティアン研究の世界にとって、特に多くの別れを経験した年となった。ローレン・コールマンはX(旧Twitter)でこう述べた:
「2025年は、暗号動物学者・ホミノロジストたちの驚くべき死で幕を閉じている:ジェフ・メルドラム、ジェーン・グドール、ウルフ・ヘナー・ファーレンバッハ、デニス・ステイシー、ビル・グリーン。安らかに眠れ。」
以下、主要な逝去者を追悼する。
ジェフリー・メルドラム博士(1958〜2025)
Dr. Jeffrey Meldrum
享年: 67歳
逝去: 2025年9月9日
所属: アイダホ州立大学(Idaho State University)解剖学・人類学 教授
人物と業績
ジェフリー・メルドラムは、学術的人類学者でありながらサスカッチ(ビッグフット)の科学的研究に正面から取り組んだ、おそらく最も著名な主流科学者だ。
アイダホ州立大学の人類学・解剖学の教授として、哺乳類の二足歩行の進化を専門に研究。この知識を直接サスカッチの足跡分析に応用し、著書『Sasquatch: Legend Meets Science』(2006年)では足跡に見られる皮膚紋様(dermatoglyphics)の科学的分析を行った。
主要業績
足跡データベースの構築
メルドラムは全米から数百点のビッグフット足型キャストを収集・分析。足の骨格・筋肉・体重分布のパターンを人類学的に評価し、「未知の二足歩行霊長類の足跡と一致する可能性がある」という結論を慎重に提示した。
学術的な発表
主流の学術誌・学会でサスカッチ研究の結果を発表し続けた。これは「キャリアへの影響を恐れた主流科学者がビッグフット研究を避ける」という傾向への、彼個人の抵抗だった。
書籍
- *Sasquatch: Legend Meets Science* (2006) — ビッグフット研究の学術的決定版
- *Meldrum's Sasquatch Encyclopedia* — 百科事典的な研究書
コールマンの追悼
「主要なサスカッチ記録者・研究者——ルネ・ダヒンデン、ジョン・グリーン、グローヴァー・クランツ、ジェフ・メルドラム、ピーター・バーン——の5人が、今ついに全員逝去した。一つの時代が終わった。」
この言葉が示すように、メルドラムの死はビッグフット研究「第一世代」の完全な終焉を意味する。
ジェーン・グドール(1934〜2025)
Dame Jane Goodall DBE
享年: 91歳
逝去: 2025年10月1日
人物と業績
ジェーン・グドールは言うまでもなく20世紀最大の霊長類学者の一人だ。タンザニア・ゴンベ・ストリーム国立公園でのチンパンジー研究で、人類と類人猿の深い連続性を示した。
暗号動物学との接点が注目される点:グドールはビッグフット・サスカッチの存在可能性について、繰り返し「否定しない」姿勢を示してきた。
2002年のNPRインタビューでは:
「私は、まだ発見されていない類人猿の種が存在するかもしれないと思っています。目撃証言があまりにも多く、あまりにも広範囲から集まっているからです。」
主流科学者が「ビッグフットは存在しない」と断言する中、世界最高峰の霊長類学者がこう述べたことは、暗号動物学コミュニティに大きな励みを与えた。

ウルフ・ヘナー・ファーレンバッハ(Wolf Henner Fahrenbach)
研究分野: 電子顕微鏡・組織学
業績: ビッグフット研究への科学的ツールの導入
ファーレンバッハは退職後にビッグフット研究に参入し、電子顕微鏡を使った毛髪サンプルの分析で貢献した。主流科学の方法論を暗号動物学に適用した先駆的な研究者の一人だ。
スコット・ヴィオレッテ(Scot Violette、1962〜2025)
生年: 1962年12月11日
逝去: 2025年9月23日
業績: スクアッチ・アメリカ(Squatch America)設立・代表
スコット・ヴィオレッテは、ビッグフット研究団体スクアッチ・アメリカを設立し、フィールド調査・イベント主催・コミュニティ構築に尽力した。メルドラムと同じ年に逝去したことは、2025年のサスカッチ研究界の喪失の大きさを象徴している。
ビッグフット研究「第一世代」の終焉
コールマンが追悼記事で指摘した「5人の主要サスカッチ研究者全員の逝去」は、一つの時代の終わりを示す:
| 研究者 | 貢献 | 逝去年 |
|---|---|---|
| ルネ・ダヒンデン(Rene Dahinden) | カナダ最大のビッグフット研究者。パターソン・フィルムの権利保有者 | 2001年 |
| ジョン・グリーン(John Green) | 数十年にわたるデータベース構築。著書多数 | 2016年 |
| グローヴァー・クランツ(Grover Krantz) | スミソニアン研究所の人類学者。ビッグフット研究を学術的に正当化 | 2002年 |
| ジェフ・メルドラム(Jeff Meldrum) | アイダホ州立大学教授。足跡分析の科学的権威 | 2025年 |
| ピーター・バーン(Peter Byrne) | 60年以上のフィールド調査。ヒマラヤ遠征も実施 | 2025年(確認中) |
この5人が築いた基盤の上に、次世代の研究者たちが立っている。
ビッグフット研究の継承
第一世代の研究者たちが逝去した今、ビッグフット研究は転換期を迎えている。
次世代のアプローチ
- 環境DNA(eDNA): 水・土壌からの微量DNA検出
- 音響学: 原因不明の鳴き声のAI解析
- 衛星・ドローン: 広大な森林の空撮調査
- ゲノム解析: より高精度な毛髪・組織サンプルの分析
- 機械学習: カメラトラップ映像の自動分類
メルドラムが示した「厳密な科学的方法論をビッグフット研究に適用する」という姿勢は、次世代に確実に受け継がれている。
*本記事はCryptoZooNews(cryptozoonews.com)掲載のLoren Coleman氏の記事を翻訳・加筆したものです。*